<ZUINOSINインタビュー>

イオ〜!

関西からの$#%QT86Q_▼{\+$#"%"1 イオー!でアナーキーな3人組=ZUINOSIN!

もうみんな知ってるよね!? 「知らない」ってことは「知っている」ってことだから、つまりみんな知ってるってことだよネ。関西で「アナーキー」と言えば、そう、ZUINOSINのことだよね。砂十島NANI(Dr)、カコイヨシハル(Gt)、ヨシカワショウゴ(B)からなる“人間<超人<アナーキー”な3人組のことネ。最近ようやく自分たちが「バンド」なんだっていう自覚が出てきたたらしいヨ。僕はずっと前からそう思っていたんだけど、本人たちはなんか違ってたみたい。つまりそれは僕が誤解してて、彼らも誤解してたみたいってこと。そう、要するに世の中、誤解だらけってことなんだよね。それってつまり彼らなくして世の中は成り立たないが、彼らが存在しなくともそのせいで路頭に迷う者などいるはずもないってことだよね。正解は不正解ってことだヨ。まぁ、何にせよ、自分の知っている場所が唯一の世界だと思っていると思わぬところで痛い目を見てしまうってことだ。もっとも今現在、大抵の人間は幸いにしてZUINOSINを体感していないだろうから、今ならまだ痛い目も痒い目も見ないまま、そのささやかな人生を終えることができるだろう。しかし、この荒唐無稽な文章を今、あなたが読んでいるってことはつまり唯一以外の場所を知ってしまったってことであり、とはいえ、たまたまでも偶然でも幸運でも不幸でも幸いでも災いでも、今、あなたがその場に居合わせてしまっている以上、ZUINOSINって名前を記憶してしまう以外に術はないってことだ。

そのZUINOSINの特徴は箇条書きで挙げてみると分かりやすい。

@身体が申し訳ない方向に動く
A記号声を放つ
Bミュージシャンだという自覚がない
C覆面は生まれつき
Dアナーキーな発言が多いが、アナーキーの意味を知らない
E音源をリリースする前に「ドラム教則ビデオ」をリリース
F演奏スキルは20代前半とは思えないほどのハイレベル

ってとこだ。

これで分かったヨネ!改めず分からないヨネ!って感じだヨネ。そんなZUINOSIN、そしてOve-NaXx、ガルペプシ、DODDODO、KA4UFRXツツミカツキなどといった彼ら周辺の音楽家たちについてはもう常識の尺度では測れないものになってきている。とにかく彼らの新陳代謝は速い。その新陳代謝の速度(あるいは変態速度といってもいい)の差異は他のミュージシャンと比べても類を見ない。つまり有り得ないことが有り得るような気がするが、実は有り得ないってことが有り得るってとこまでキテいるってことだ。そのZUINOSINについてだが、彼らを理解する、または誤解するためには2つのキーポイントがある。

まず1つ目。ZUINOSINの音楽はDTMなどを使用しないと不可能な音やbpmを「バンド」というある意味アナログで生身な形態を用いてでストレートに忠実に再現しようとしているって点だ。例えばOve-NaXxの音をバンドという形態で再現するとしよう。それは現実的には(あるいは「肉体的には」とも言える)不可能に近いのだが、彼らはそれを無理矢理再現しようとしている。しかも彼らのその再現性は意固地なほど徹底されている。つまり「水面上を走るにはどうしたらいいのか?」という問いに対して「踏み出した足が沈む前に次の足を踏み出せばいい」と何の躊躇もなく答えるのがZUINOSINなのである。だから当然、身体の動きに無理が生じているよネ。オカシイなことになってしまっているよネ。それがどうしようもなくヤヴァいよネ。間違いなくアナーキーとはどういう意味だか分からない的アナーキーさがあるよネ。オモシロイヨネ。

そして2つ目。音楽的なルーツよりも音楽以外(例えば映画とか漫画とか動物とか・・・)のルーツの方が表面上に強く現れているっていう点だ。彼らの演奏を観ていると「○○というミュージシャンから影響を受けている」とはとても言い難く、それよりも「アシュラマンみたいなドラミング」とか「カメハメ波みたいなイコライザー」なんて表現が出てしまう。そんな部分が彼らを形成する/しない上での、彼らを理解する/しえない上でのもう一つのキーポイントであろう。ミュージシャン誰しも当然「音楽的なルーツ」はあるだろう。「○○に憧れて」とか「○○に影響されて」みたいなところから始まり、それが音楽制作の軸にもなり、個々の解釈によって自身のオリジナリティあるサウンドへと発展させていく。しかし、“純粋にオリジナルなサウンドを産み出す”ってことに限って言えば、今日においてそれはもうすでに限界が来ているだろう。あらゆる音って音を出し切った感があるからだ。しかし、その限界を超える方法として、彼らの「音楽の枠外」で捉え方、考え方は極めて新しい手法であり、それこそがライヴを観る者全員を驚愕させ(特に初めて観る人にはかなりのインパクトを残している)、多くのリピーターを得ている理由ってことだよネ。オカシイヨネ。オモシロイヨネ。

そしてこれらを全て踏まえた上で、

つまりだ、

「ZUINOSINって何ですか?」

「よく知りません」

ってことだ。そう、彼らを理解するってことはそれほど重要なことではないのだ。重要なのは理解する/意味が分かる以前の問題、「なんかヤヴァい匂いがするわ〜!」と感じるかどうかの判断力及び直感力だ。だからもうこんな雑文はホカしてしまおうってことだ。そして早くZUINOSINのインタビューを読もうってこと、つまりインタビューなんて必要ないってことだ。ライヴに行こう。必要なメディアはライヴだけってことだ。「勘違いするな、騙されるな、だが、安心するな」ってことだ。意味が分かりませんってことだ。でも取りあえず安心して読んでくださいってことだ。イオー!


(テキスト & 聞き手:▼macaroni rec. 遠藤 優)
(協力:▼Abu Dhabi Disc!? 河奥修也/▼近藤チマメ)


※音声は本人のプライバシー保護のため変えてあります。

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▼:結成の頃からのいきさつを・・・

カコイヨシハル(以下カ):結成はとりあえず5人で始めて、構成も楽器もなにもなくて。
それで始まって今残ってるメンバーはNANIとオレだけで、いつやったけなぁ・・・2000年の・・・

砂十島NANI(以下N):ん? 2000年の12月31日。

カ:あっ! そうそう、その時に外でライヴを、昼にカウントダウンして。

▼:だはははは。

N:昼からカウントダウンしとってん(笑)。

▼:その時はもう曲とか出来てたの?

カ:そんなんもう何もないねん。音楽をやるなんて決めてなかったし。とりあえず5人で始めたんやけど、
ほんで他の何人かはもうついてこれないとかゆうて。何がしたいのかわからへんとか言って(笑)。
で、オレらはずっとしょーもないことをやってて。で、そのしょーもないことが他の連中は分からんと。

▼:まぁ、それでとりあえずなんか音を出そうみたいな?

N:まぁ、5人集まってなんかオモロイことしようぜって言って、
オレらなりにオモロイことしとったら、3人がオモロナイと。よく分からんと。ついていけないと。

全員:だはははは。

カ:その日にもう、5人の中のメンバーの1人が来なくて、すでにちょっと気まずくなって・・・
で、見に来てたヤツがそこに参加して、じゃ、次、何しよっかみたいな。

▼:そのオモロイというのはどんな感じ?

カ:ちょげるというかふざけた感じ。遊んでるだけ。

▼:知り会ったきっかけは?

カ:物心ついた時から知り合ってた(笑)。

N:自然におったなぁ。

カ:ずーっとずーっと遊んでる連中やったなぁ。

▼:そのころからZUINOSINって名前が付いてたの?

カ:いや、うーん、ジャパンとか(笑)。

N:2人でやってたときはジャパンやったな(笑)。5人でやりだしてからZUINOSINやな。
最初に始まった時からZUINOSINって形はあったけど、楽器も持ってなくて。

▼:えっ? 最初に楽器を持ってなかったっていうのは?


ジャパン???

N:ウンコ持ってた。

全員:ぶははははははは。

N:プリプリ、うえぇーって通行人に(投げてた)。ホントですよ。

カ:だからもうオールドスクールですよ。そん時はオモシロイと思うてたもんな。

N:面白いんかなと(ウンコを)放っといたんやけど。警察が来たら、面白くなくなったなぁ。

▼:警察が来たの?

カ:警察来た。

N:そりゃ、うんこ投げてたら、警察来るでしょ。あと、首吊りとかしとったなぁ。
風船膨らましながら首吊りしとって、なんかおかしな人やなと思われたんでしょうねー。

▼:それで3人がついていけへんかったんやね。

カ:そうそう。

ヨシカワショウゴ(以下ヨ):僕はそれを聞いて、「あー、OK」ってことで参加したんやけどね。

▼:わはははは。ショウゴくんはいつ加入したの?

ヨ:うーんと、2001年ですね。僕は「畜生」というイベントをやってて、今のメンバーとはそこで知り会ったんですけど、それで大晦日にそういうことをやったという話を聞いて、それで僕がやっていたバンドも解散したんで、それでこっちで遊んでみようかなぁと。

▼:音楽が形になってきたのっていつ頃から?

カ:というか、今も形になってない(笑)。ただ、彼(ヨシカワショウゴ)が入って、
オレらについて一緒にやってくれてるだけで。

▼:なるほどね(笑)。では、音楽制作についてなんですが、一人一人の役割ってある?


畜生

カ:うーん、曲を作るっていう・・・

N:難しい質問ですね(笑)。

カ:曲を作るっていうのはどういうことなのかということから聞きたいですよ。

▼:ははは(苦笑)。例えば、ギターのコードでメロディーを作ったり・・・

カ:あー、なるほど。僕らの場合、出た音は何でも良くて・・・ほんとに何でも良くて。
それをいかに思ってないようにするかという、出来ひんことをいかにするかってこと。
出来ひんことをまず口で言う。

▼:出来ないことって例えば?

カ:まぁ、音楽理論上という話でするならば、不可能な音符とか、弾ききれないコード、
叩ききれない手が足らない音というか。出来ないことから、そっから退化していくみたいな。

N:「できひんかったらどないしたらええんやろうかぁ」と思ったら、身体が変な形のなったりするから。

全員:だはははは(爆笑)

N:人間がロボットになるとかね、アシュラマンになるとかね。アシュラマンになるにはどうしたらええんかね。普通なれないっすからね、人間は。そのためにはどうにかしてアシュラマンの振りをしないといけないっていうね。そっから面白いものが生まれるっていう。

カ:というか、曲作りっていうのは最初にZUINOSINとして音源をメチャメチャ昔に、今のメンバーが楽器を持ち始めた当初に出して作ったヤツがあって、それを再現しているだけやん。もうゴールを作っておいて、それを今、退化させてるみたいな感じやねん。まぁ、その音源はもう誰も手に入らへんけど(笑)。

N:まぁ、自分らで最初に見本を作って、それに近付けるために今やっているっていう。


アシュラマンさん

▼:それはいつ頃の音源なんですか?

カ:ショウゴ君が入ってからやから・・・2002年やなぁ。

▼:音質面で参考になったミュージシャンは?

カ:それはもう、今の周りのヤツら、大阪の周りのヤツらの音楽だけやね。個人的にはOve-NaXxやツツミカツキ君とかね。
オレらはそれをなぞるだけっていう感じで。別にオレらは何も新しいことしてないし。
そこでなんとなく聴いてきたもので「あー、イイ音楽かけてるなぁ」みたいなのを再現しているだけやん。
その連中だけはリスペクトやね。あとはもう、どーでもええねん。

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