▼:NANIくんはどうですか? ドラマーとして参考になったミュージシャンは?
N:いや、いないですね。
▼:なんでドラムを叩き始めたの?
N:いや、ジャンケンで負けたから・・・。
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全員:だはははは。 N:まぁ、ジョン・ライドンとマイケル・ジャクソンですね。 ▼:ジョン・ライドンとマイケル・ジャクソンのNANIくんなりの共通点って何ですか? N:アナーキー。 全員:だはははは。 |
![]() ジョン・ライドンさん マイケル・ジャクソンさん |
N:アナーキー。アナーキーであればもう僕は。
▼:最終的にジョン・ライドンとマイケル・ジャクソンを合わせたような感じになりたいとか?
N:いや、そんなことはないんですよ。アナーキーだから好きなだけで。
アナーキーとは何かということも知らないですけど。響きがアナーキー。
▼:ははは(笑)。例えば、ステージ上の動きでマイケル・ジャクソンを彷佛させる動きがあるかと思うんですけど。
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N:あーーー(苦笑)、アナーキーというゴールに向かっているから、やっぱり似たような動きになるんかもしれんなぁ。 ▼:じゃ、そのー、ライヴ上での手のオモシロイ動きとかは? N:それはアシュラマンの可能性が高い。 ▼:だはははは。やっぱり元々出来ないことを身体で表現しようとしてるの? N:というか、無理が生じてますよね。 |
![]() 砂十島さん改めず NANIくんの動き |
カ:なんかルーツとかがそのままなだけで。ちっちゃい時に観てた漫画とかそのままのことをしたいだけというか。
キン肉マンになりたいとか。
▼:じゃ、超人になりたいみたいな。
N:うん、超人になりたいですね。アナーキーな超人。まぁ、キン肉マンは全部アナーキーですから。
全員:だはははは。
ヨ:キン肉マンはアナーキーですよね。
N:彼が描いているアートワークもアナーキーですよね。
ヨ:アナーキーです。
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カ:絵描きを目指している人が描く絵じゃないよね。まぁ、ミュージシャンやないし、彼は。 ヨ:うん、僕、ベースやってますけど、ミュージシャンじゃないですからね(笑)。 ▼:だはははは。そうそう、かなりグロテスクな絵なんですけど、でもなんかポップな感じもあるやないですか? ヨ:それは一応、そういうのを前提でやってます。 ▼:なるほど。それはやっぱりバンドに反映されてますか? ヨ:うーん、それは難しい・・・というか、バンドのこと全然考えたことないですからね(笑)。 | ![]() 絵描きを目指している人が 描く絵じゃない VOMIT |
▼:えっ、じゃあ、友達みたいな。
ヨ:いや、友達じゃない、全然友達じゃないんだけど。漫才の一貫みたいな感じでしょうか。
カ:遊べたらいい、とりあえず遊べたら。間違いが面白いというか、誤解だけでいいんよ。
だから音楽しているようで、実際、別にどうでもいいし(笑)。
N:「なんかお前らそれ漫才やん」って言われても、「いやー」って感じやし。それがいいんよ。それでいい。
▼:観てる人を騙したいって感じ?
N:まぁ、ジョン・ライドンもゆうてるしね。騙された気分になった方がええってね。そこに尽きますわ。
▼:でも、冗談でやっているようだけど、実際、演奏がめちゃめちゃ上手いやないですか。
それはやっぱり結構練習してるんでしょ?
ヨ:練習は・・・うーん・・・。
▼:練習が本番なんですかね?(笑)。
ヨ:あっ、そうや。ライヴが練習か! 練習が本番や(笑)。
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N:ビデオでもゆうとったわ、練習が本番やし、本番が練習やし(笑)。 ▼:それ、スゴイ良い言葉だよね。練習が本番やなんて言うのは(笑)。そのNANIくんがDJ???として出演してるビデオなんですが、出している意図って・・・なんか意図はないような気もするんですけど(笑)。 N:いや、ありますよ! ドラム“教則”ビデオ! 全員:だはははは。 ▼:あー、じゃ、これを見て、みんなドラムの勉強をしろよと。出そうと思ったきっかけって何ですか? |
![]() ドラム教則ビデオ 『HYSTRICDRUM』 |
N:なんか誰かに出したらって言われたんですよね。
▼:だはははは。
N:「あっ!あー、ドラム教則ビデオ出そ!」って思ったんですよね。
▼:あと、NANIくんはDMBQの増子さんのハイドログルやHIDEさんのアマゾン・サリヴァなどに参加されてますよね。
N:アマゾン・サリヴァは半ば無理矢理。完璧に無理矢理ですね。
「オレに無理矢理そういうことさせるのか、コイツは。コイツはアナーキーだな」
っと思って。で、HIDEさんも田畑さんもその時はかなり酔っぱらっててね。
で、ハイドログルは増子さんを紹介してもらって。その時に増子さんが
「今、ドラムを探している」
って。で、ドラム教則ビデオを見て声をかけてもらったと。
▼:それもアナーキーやなと。
N:うーん、なんていうか、オレのドラム教則ビデオを見て、オレとやりたいというのは・・・
コイツはいわゆるアレやなと、例のアレーキーやなと、思ったね(笑)。
▼:一緒にイベントしている連中の演奏的な面で影響を受けることってありますか?
カ:大阪のヤツらちゃうかな。普通に観ても明白やないかなぁ。贔屓目じゃなく、周りのヤツらが一番おもろい。
おもろくなっていくスピードがヤヴァい。ホンマにヤヴァい。
▼:そこから得てるものって何ですか?
カ:得てるっていうか、音とかだけじゃなくて、全部。姿勢とか。
▼:例えば、(オオル)タイチくんとかどういう繋がりで?
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カ:「裸電球の夜」とか「MIDI_sai」っていうイベントがあって、オレらはそこに遊びに行くようになって。で、そこの連中らと遊ぶようになっていって。で、タイチくんはそこに出ててってそういう感じで・・・勝手にみんな繋がっていってる感じ。あのへんはホントに勝手に繋がってる。どっかでいろんなところでいろんなことが起きてる中で勝手にそれがもう別に誰かと手を繋ぐわけでなく、勝手に集まって・・・なんかヤヴァいことが起きてるから。 ▼:なるほどね。じゃ、スピードイルへの参加は? カ:スピードイルの参加は、イル(リメ)さんが畜生のイベントに来てた時にそこでZUINOSINを観て、なんか一緒にやろうということになって、それでスピードイルで参加したって感じですね。 ▼:ライヴの時に覆面をしたり、奇抜な格好をしたりしているじゃないですか。それって何かメッセージ的なものがあるの? |
![]() spdill 『How to feel the emptyhours?』 →デフラグメント |
カ:それは彼(NANI)が目立つしー、ははははは(笑)。恥ずかしいし。
N:別に二人がやってるっていう意味ではなくて、個人個人の理由でつけてるだけやろ。
オレは別に付けたないし。シンドイし(笑)。
カ:というか、答えはもうそこにあるというか、そういう質問が分からないというか。元からあるもんで。
▼:じゃ、意識的にそういうことをやってるってわけではなくて。
カ:たぶん、そう。だってどう考えてもオカシイしね。大阪のヤツらが覆面被ったりするの、あまりにも多いでしょ。
▼:うん、多いねー。ガルペプシくんとかKA4Uくんとかね。
カ:「みんな覆面がヤヴァいよね」とかそういう話でもないし。
▼:じゃ、もう無意識的に、自然な感じなんやね。で、それが後付けとしてオモシロイってことになってるだけであって。
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カ:そうそうそう。 ▼:あと、ライヴでは定番のNANIくんのドラムの気ぐるみは? N:うーん、なんでみんなそういうのやらへんのかなぁって。 カ:一番ストレートやと思うけどなぁ。「ドラムを叩く」→「ドラムになりたい」→「ドラムになる」って。 N:みんなアナーキーやから、オレがやったからやらんのかもしれん。みんなアナーキーやなぁって。 |
![]() ドラムスメーマン |
▼:ははは、そーやろね。んでね、全国的に見ても当然、各地方にもオモシロイ人いっぱいいるけど、
関西はホント特異な感じの人がスゴイ集まってるなって思うんですよ。
カ:うん、時期的なものやと思うけど、それはホントすごく感じる。今は、それを感じるなぁ。
▼:それは何から生まれてきてると思います? 例えば、土地柄的なものとか。
カ:土地はでかいやろ、ホンマに。それはでかいと思うなぁ。大阪のカルチャーはでかいと思うなぁ。
みんな普通にストレートなんちゃう? 同じことをしたくないからね。
周りのオモロナイようなヤツを見てたら、ただ単にストレートにそうなったというか。
▼:他とは一緒のことをしたくないって感じ?
カ:したくないっていうか、できへんからこういう形になったというか。
同じ形になることでみんなハッピーになるわけじゃないと思うし。多分孤立してハッピーになると。
そう思ったら、やっぱみんな手を結ばないし。だからみんな、勝手に好きなようにやってる。
▼:今後、なんかオモロイことしてみたいってことありますか?
カ:もっと遊び場を作りたいわ。
▼:ライヴする場所とか?
カ:ライヴするとかじゃなくて、普通に遊ぶ所。
全員:だはははは。
▼:どんな遊びなの?
カ:それは音を出すしかり、モノを作るしかり、話しするしかり。いかにありえへん所でありえへんことをして遊ぶか。
そこに答えはあるっちゃあるし。
▼:そこへ目指しているって感じ?
カ:退化するだけ。だってみんな無茶苦茶やもん。
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▼:退化しながら生きていくみたいな感じ。 カ:ゴリラになろうとしている。 全員:だはははは。 カ:Ove-NaXxとかゴリラになりたいって言ってるからなぁ。 N:無茶苦茶や(笑)。「生まれ変わったらゴリラになりたい」とかさ、「オレはちょっと昨日よりゴリラになれるような気がする、ちょっと見てくれ」とか言いよるんやで(笑)。 ▼:他におる? 無茶苦茶言う人たち? |
![]() Ove-NaXx??? |
カ:みんな無茶苦茶(笑)。ガルペプシはヤヴァい、ホンマに。うん、別にねー、もうCDとかも聴かなくてもいい。
それを持ってるだけでその人はヤヴァいと思うから。もうそれに反応しているってことだけで。
もうね、中身なんてどうでもいいっしょ。持ってるだけで。
N:単純に持っとるだけで「これええわー」っていうCDがあったら「ええわー」って思いますよ。
▼:そやね。いやー、でもホンマにZUINOSIN周辺にいる人たちってなんか言葉にしにくいっていうか、
日本語という概念では括れないっていうか。逆にもう言語や言葉にならん方がええなぁって思うんですよ。
カ:もうそのままでいいんじゃないですか。だからみんな記号になったり、意味分からん言葉を使ったりするんやと思いますよ。
それがもう答えになってると思いますよ。
▼:じゃ、このインタビューは訳分からん記号で書いた方がいいですね(笑)。
N:うまく表わすには、そのまま記号化にして。どうせ分からんのやったらストレートにそうやった方がええかもしれん(笑)。
カ:というか、もうそれが情報やし、記号って言ってもさ、人からみたら記号かもしれんけど、そう文面っていうか、
ただ、それが日本語って解釈なだけで、表わす言葉がないんやったら、もう自分らで作るしかない。
▼:なるほどね。実はそれってスゴク正しい気がするね。既存にある言葉ってのは当然、辞書なんかにすでにその意味が書いてあって、
それをみんな共通のイメージというか概念として共有しているからね。でも捉え方によっては全くの勘違いをしちゃったりする時もあるけど。
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カ:あっ、それは一番大事なとこやと思うけどなぁ。そっから誤解が生まれるからね。オレらはそれを忠実に再現しているっているか、自分たちの形で。いや、別に意図的にこうした方が伝わるとか伝わらへんとかじゃなくて、仕方がないというか、答えがそこにあるというか。テストを作っているみたいな感じやな。 ▼:テスト? カ:テストって答えを書いてマルをもらったりするでしょ。じゃなくて、質問にマルとか付けたいもん。 ▼:がはははは。あー、分かった分かった。なるほどね、それは分かりやすい。 N:というか、正解? バツでしょ〜う! みたいな。 ▼:がはははは。あー、なるほどね。ZUINOSINはテスト用紙を作ってるみたいな感じなんやね。 |
![]() ZUINOSINの音楽(例内) |
カ:そうそう、答案、答案。
N:でも先生が無茶苦茶やから、みんな0点。
▼:だはははは。次の日になってたら、100点になってたりね。
N:そうそう。その可能性もあるね。
▼:まぁ、例えば、答えが決まってるバンドのライヴって結構あるでしょ?躍動感が感じられないっていうか、CDのまんまやんていうか。
そういうのを見ててもなんかオモロナイなぁっていうかね。その点、ZUINOSINは何が起こるのか全く予想が付かないんだよね。
じゃ、今後、アルバムを出す予定は?
カ:えーっと、ちらほら。でも一生出さなくてもええんやけど、別に。まぁ、出したら出したでオモシロイかなぁと。
今年の夏くらいには出そうかなと。
N:それで何かを伝えようってのはなくて、誤解を生もうっていう活動。
▼:わはははは。買った人はみんな誤解するね。というか、そのアルバムを買うっていう時点ですでに誤解でしょ。
じゃ、今後、ZUINOSINとして一番やりたいことってあります?
カ:うーん・・・なんかありますか?
N:えっ!? 解散。解散かな。
全員:わはははは。
N:はよ、解散したい。
カ:まぁ、バンド形態じゃないような形にしてもオモシロイかな、そんなんもしてみたい。
いきなりラップトップとか持ったりしてとか(笑)。それでノイズだけとか。
▼:そんなんもええかもね。じゃ、最後に何か一言。
N:えっ、何か一言・・・ドラムをみんながんばって練習しよう!
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